約 1,350,027 件
https://w.atwiki.jp/pokemonkourayku/pages/81.html
206番道路~207番道路 通過。207番道路へ テンガン山へ入ろうとするとヒカリがやってきてバトルサーチャー、ダウジングマシンを貰う。 アカギに会うが立ち去り、山を抜けてヨスガシティへ ヨスガシティ 到着後、コンテスト会場へ。 会場内で母からタキシード、ミミィからキラキラパウダーを貰う 会場内のメリッサに話しかけた後ジムへ。 ジムリーダーとバトル! ジムを出て右下からズイタウンへ行こうとするとライバルとバトル! 209番道路~ズイタウン 通過。ズイタウンへ 到着後、ライバルに出会い、右にある遺跡へいき最深部で秘伝マシンきりばらいを取る。 遺跡を出た後、210番道路へ 210番道路~トバリシティ 通過。トバリシティへ ジムへ向かい、ジムリーダーとバトル! ジムを出るとヒカリがギンガ団倉庫へ着てほしいという。 倉庫前でギンガ団とバトル。勝利後、ハンサムに出会い倉庫から秘伝マシンそらをとぶを入手 214番道路へ 214番道路~210番道路 通過。リッシこのほとりへ 通過。ノモセシティへ 到着後、ジムへ行こうとするとライバルとバトル! ジムリーダーとバトル! ジムを出た後ノモセの大湿原へ 逃げたギンガ団を追う(途中ハンサムと出会う) リッシこのほとりでギンガ団とバトル。 勝利後、シロナに出会いひでんのくすりを貰う。 210番道路に(ズイタウンをずっと上に真直ぐ)いるコダックに秘伝の薬を使う そのまま上に行き、カンナギタウンへ カンナギタウン 婆さん(長老)と会話した後遺跡の前にいるギンガ団とバトル 勝利後、遺跡最深部の壁画を調べると、ギンガ団ボスのアカギとバトル! 勝利後、長老から秘伝マシンなみのりを貰う 遺跡を出るとシロナと話す。コトブキシティへ コトブキシティを左に。なみのりを使いミオシティへ 次へ
https://w.atwiki.jp/sakurabusho/pages/13.html
やったるんじゃけん!
https://w.atwiki.jp/vipdetenho/pages/54.html
SK-2 アカギと同時期に就職した実況大好きな人 趣味はSKPのサポート 元東風住人という話も・・・ 得意分野 ヨンマ 好きな役 不明 段位 二段
https://w.atwiki.jp/pararowa/pages/255.html
仮面 ◆Z9iNYeY9a2 ◇ ――4 ――3 ―カチリ ――1 ――0 ◇ 少しだけ時間を戻す。 あの爆撃の中、不意に飽和する魔力と消えるアリスの気配。 その中で私、暁美ほむらはその場から離れることを選んだ。 魔力の中に消え去るアリスの反応。 気になりはしても、魔法少女である自分であっても近寄ってはいけないものであることを、直感で察した以上どうしようもなかった。 「あの子もここまで…ということなのかしら」 ナナリー、彼女の友があの巨人であることを知った彼女の行動。 それに何か思うところがあっただろうか。 しかし、今は下の魔力の泥によって逃げることは叶わない。 サイドバッシャーが飲まれることがなかったのは幸いとはいえ、しばらくはこの木の上から様子を見るしかない。 ふと下の木の枝を見ると、ポッチャマが必死にしがみつきながら下の様子を伺っている。 どうやらギリギリのところで逃げ延びたようだ。 (随分と厄介なものに目をつけてしまったようね…) ―――そうだね。それには気をつけたほうがいいと僕から警告させてもらっておくよ 「?!」 不意に、脳内に声が聞こえた。 聴覚へではなく、脳内に直接語りかけるかのような声。 魔法少女が連絡や秘密の会話をするときに使う手段であるが今ここに魔法少女はいない。 そしてその声は、言ってしまえば長年の敵とでもいうべき存在の声。 (あ、そうそう。言いたいことがあったら、今は声を出さずにこっちの念話のほうで会話をして欲しい。 ここで話すと、そこにいるポケモンにも聞こえてしまうだろうからね) (あれに聞かれることに不都合があるのかしら?) (彼をただの生き物だとは思わないほうがいいよ。彼らの知能は犬やネコのような動物とは比較にならない。 そしてこの場には彼らとコミュニケーションを取ることができる存在もいることを考えると、僕としても推奨できるやり方じゃないね) (………) 『それで、用件は何かしら、インキュベーター』 『君が無駄な争いを望むほど冷静さを失っていないようで助かったよ』 『…用件を言いなさい』 『ちょっと焦っているようだね。何か思いつめていることでもあるのかい?』 その言葉に一瞬銃弾を放ちそうになるその感情を抑え、冷静であることを装って言葉を続ける。 『あなたがここにいるということを、アカギは知っているの?』 『どうだろうね。知っているかもしれないけど、少なくとも彼に何かしらのアクションがある様子もないし、今のところ特に問題はないんじゃないかな?』 『そう、やっぱりあなた達も彼の協力者だったというわけね』 『まあ、そうなるね』 可能性としては、ほむら自身もそれを思うくらいはあった。 しかし、それを確信にまで持っていくには否定材料も多かった。 これまで渡ってきた多くの時間軸で魔法少女の契約を求めていたはずの鹿目まどかを、なぜこのようにいつ死んでもおかしくない状況に連れてきているのか。 それも、かつてその命を狙った魔法少女、美国織莉子と共に。 その事実があったからこそ、怪しいと感じても可能性レベルまで残しておいたのだ。 しかし、今ここにインキュベーターがいるということは考えられる可能性も絞られてくる。 連れてこられたまどかは過去の、そこまで大きな力を持っていなかったまどかであるか。 あるいは―― 『まどかを失うことになってもなお、あなた達にそれに見合うだけの大きな見返りがあるか』 『その質問には答えられないね。 そもそも、君が聞きたいことはそんなことじゃないはずだよ。暁美ほむら』 『そうね。じゃあ話を変えて。 質問させてもらうわ。アカギの言っていた、どのような願い、奇跡も叶えるという言葉は本当かしら?』 『正直なところ僕にもどれほどのことができるのかまでは分からない。でもそうだね。並大抵の魔法少女の願いでは引き起こせない奇跡くらいなら起こせると僕は見ているよ』 『随分と正直に答えるのね』 『さっきこっちのペースで話しすぎて失敗したからね』 と、いつからそこにいたのか、足場こそあるとはいえ広いとはいえない木の上にインキュベーター、キュゥべえ。 その白い体と妙に人の気を引きそうなふわふわした毛並みの体、そして無表情な顔は相も変わらず憎らしい。 『それにしても、なるほどね。君はやはり欲している願いがあるのか。 まどかのために多くの世界を巡ってきた君が願うのは、やはりまどかのことかい?』 『…どこまで調べたの?』 『君の素性についてはほぼ、ってところだね』 そこまでばれているのならば、まどかのことについて隠す意味は薄いだろう。 隠したところでそれ以上の情報を、相手は持っているのだから。 『そんなあなたが、私に接触を測ってきた意味は何かしら?』 『君が僕、インキュベーターの言葉に耳を貸す可能性は低いだろう。 でも、そこに鹿目まどかを救うことができる可能性が関わってきたとしたら、君はどうするだろうね?』 『質問に答えなさい。質問で返さないで』 『じゃあ、単刀直入に言わせてもらおう。君に力を貸してほしいんだ』 『……。どういうこと?』 『言葉通りだよ。この殺し合いにはある目的がある。それは僕達インキュベーターにも大きな利益となるものだ。 でもそれをより大きな形で成し遂げるには、少し色々とこなさなければならないことがあるんだ。 もしよければ、君にはそれに力を貸してほしいんだよ』 奴のその目的が何かまでは分からない。 しかし、それは自分にとって愉快なものにはならないだろう。 『あなたを私が信じると思うの?』 『信じる信じないは君の自由さ』 『願いを持った者なら他にもいるでしょう。どうして私を選んだの?』 『それは、君の存在がこの会場の中でも特異なものだからだよ。時間遡行者、暁美ほむら』 『君はこれまで、過去の可能性を切り替えることで自分が望む結末を求めて、多くの時を繰り返してきた』 『その中で君は多くの平行世界を渡り、一定の期間とはいえそこで過ごし、暮らしてきた』 『つまりは、君は平行世界の観測者でもある。そんな者は、この会場においてもそうはいない。 君の存在は貴重なんだよ』 『…説得力がないわね。人に殺し合いを命じたのはどこの誰のお仲間だったかしら?』 『条件は揃える必要があってね、開始段階で贔屓することはできなかったわけさ。君達の同行もまだ不明瞭だったしね。 そして君は、曲りなりにも一回目の放送を乗り越えて今ここに立っている。だからそろそろ頃合だと判断したわけだよ』 若干不服そうな仕草をしてそう答えるインキュベーター。 つまりはインキュベーターとアカギ、あるいはそれ以外の主催者。 彼らの意思、やり方が完全に一つになっているというわけではないようだ。 『こんな回りくどいことをして、一体何が目的なの?』 『僕の望みはいつだって一つだよ暁美ほむら。この宇宙のためにエントロピーを集める、それだけさ』 これまでの会話でこの催し、主催者についてある程度想像がついたことがある。 まずはこいつらの間にはおそらく利害の一致のような繋がりが存在する。 インキュベーターのように、宇宙がどうとかいうことを目的とした者か、あるいはそこから生まれる副産物を求めているか。 しかしそれは逆に言えば、互いの関係の中である程度の妥協、及第点を置いた上でこのような環境を作っているということだろう。 インキュベーターはその中に何かしらの不満を少なからず感じており、それが今この接触に繋がっているのではないか。 『さて、それじゃあこっちの質問にも答えてもらえるかな? 少なくとも僕達からは君を悪いようにはしない。あるいはこの儀式が成功した暁には君にも奇跡の一端に触れさせることもできるだろう。 暁美ほむら、僕と契約を結ぶつもりはあるかい?』 『――せめて具体的な内容を言いなさい。話はそれからよ』 『その受け答えということは、つまり君はこの話に興味を持っている、ということだね?』 「―――………」 考えの一部を読まれたことに若干の屈辱感を感じる。 だがそれを顔に出さないように気をつける。 別にこれくらいのことであれば不都合はない。 『内容を言いなさい』 『別に難しいことは言わないさ。この殺し合いをする上で少し不都合なことが発生しそうになった場合、それを解決してもらうために動いて欲しいんだ。 ああ、心配しなくても他の参加者を殺せ、なんて指示を僕達からは基本的に出さないよ。それは君達の選択だからね』 『受けなければどうなるのかしら?』 『話はこれまでとして僕はここから立ち去るだけだよ』 拳銃を下げる。 しばしの思考。 『ねえほむら。君は今まで疑問に思ったことはないかい? どうしてまどかが、魔法少女としてあれほど破格の素質を備えていたのか』 『…?』 『魔法少女の素質は因果の量で決まってくるんだけどね。 この会場には様々な参加者がいる。いずれ救世主になりえる者、一国の王の血を引く者、英雄とでも呼ばれるだろう者、仮にも世界を変えた者。 魔法少女の素質はさておき、そういったもの達は大きな因果を背負っている。 でも、彼らと比べても一般人であるまどかの因果もまた劣らない。どうしてか分かるかい?』 『どういうこと…?』 『ねえ、ほむら。 ひょっとしてまどかは、君が同じ時間を繰り返す毎に、強力な魔法少女になっていったんじゃないのかい?』 『…!』 思い当たることはあった。 だが決して考えてはいけない可能性。 もしそれに気付いてしまえばやり直すことができなくなる。まどかを救うことができなくなってしまう。 『やっぱりね』 『………』 『もしここで君が失敗し、また繰り返すことになるなら、それによって積み上げられていくまどかの因果がさらにまどかを苦しめるんじゃないかな?』 『…っ、お前がそれを―――!』 『ほむら』 『もし全てのまどかを、その因果から救える可能性があるとしたら、君は乗るかい?』 ◇ その後、インキュベーターは去り、下で泥が消えつつあることを確認、姿を見せた黒い女の元に迫ったところで女が消え去って。 そうして今へと至る。 ――――まあ考える時間が欲しいというなら待つよ。頼みたいことは早くても次の放送の後からってことになりそうだからね。 うまく騙せただろうか。 少なくとも言葉の中に決定的なミスをしてはいなかったと思う。 正直なところ、向こうからの接触があったのは幸運だった。 主催者の情勢がある程度ながら察することができたのは収穫だ。 インキュベーターとてあくまで主催陣営のただの一人にすぎないということなのだろう。 インキュベーターの語った願い。 すべてのまどかを救うことができるという可能性。 おそらくはやつはその言葉からその可能性に気付いたと考えているだろう。 そこだけは悟られてはならない。あくまでキュゥべえの言葉でそこに気付いた、とやつには思わせなければならない。 そうすることで、あいつの手の平の上で踊っているのだと、そう見せなければならない。 いずれ近いうちに再び接触してくるであろうあの生き物に対してそうやって振る舞い。 可能な限りの多くの情報を引き出す。 そう、目標はインキュベーターではない。その後ろにいるアカギ、そして彼の持つ力。 奴の下へと辿り着く術、手段を探り出さなければならない。 無論、あいつが語らない、アカギの力の源も、この会場に知っている者がいる可能性がある。もしかすれば利害で繋がっているインキュベーター以上にアカギに詳しい者もいるかもしれない。 ならばそちらの情報も、こっちで得ればいい。 全てを隠すためには、幾重もの仮面を使い分けなければならない。 だがこの程度、それまでのまどかを守れなかった事実全てを精算できるならば易いものだ。 そうして待っている時、現れたのは一人の少女を抱えたアリス。 その少女こそがアリスの言っていたナナリーなのだろうと察するのは容易かった。 「それで、気は済んだの?」 守るべき存在を失ったその姿。 とうの昔に通り過ぎた、あの過去の自分に幻視した。 だがそんなことは些細なこと。 見極めねばならない。これから主催者をも騙すためのスタンスを選ぶ上で、彼女が使える者かどうか。 守るべき者を失ったこの少女は、己の路をどう定めるのか。 それでも、アリスは優勝による蘇生を否定し、愛しき友の望む姿であろうと、ほむらの問いかけに答えた。 それでいい、と思った。 まだ、目の前の存在には使用価値がある、と。 (――騎士…、私には眩しい言葉ね) 私にはきっと、まどかの騎士になることなどできなかったし、これからもできないだろう。 まどかの傍に、ずっといられる存在となることは、今の自分には叶わないことなのだから。 自分の望みは、ある意味ではまどかの思いを踏み躙るものでもあるのだから。 この子はきっと、真っ直ぐに、強く、騎士としてあり続けるのだろう。 (―――ええ、だからこそ、彼女を利用するのはそう難しくはない) 己の中の本当の目的も、願いも悟られることなく、自分と似た存在であると勘違いさせられる。 彼女のように、想いや願いではなく、まどかの安否だけを守ろうとしているということを。 もしかすれば、この子はいずれ自分の敵となるかもしれない。 だから、今のうちに利用し尽くしてやればいい。 彼女の存在は、まどかにとって何の関わりもないのだから。 そう、彼女はこの場で最初に出会って、目的のために手を組んだ。 それだけのはず。 ―――私が友達になってあげるからさ、 そういわれたときの自分は、一体どんな顔をしていたのだろうか。 よっぽど変な顔をしていることはないと信じたいし、特に追求はなかった以上仮面の下を見せてしまったことはないと思いたい。 どう答えていいのか分からず変な受け答えをしてしまった気がするが、よく覚えていない。まあ、大丈夫だろう。 そこまでしてしまうほど、何に動揺したのかは自分でも分からない。 いや、分からないのは自分自身でもある。 何故、私は彼女のその懇願を保留したのか。 もし彼女が使えないならば断った後で置いて去ればいいし。 使えるのであればそれを受け入れた上で利用すればいい。 考える意味などないはずだ。 (………) これまで、特にあのまどかを救う決意をし己の三つ編を解いたとき以降、基本的にほとんどの馴れ合いは避けてきた。 巴マミとはキュゥべえのことで敵対し、美樹さやかとはその繋がりで敵視され、同じく馴れ合いを好まない佐倉杏子とはワルプルギスとの戦いのための同盟程度は組むことができ。 時にはまどかすらも、自分から遠ざけて。 近くで見守るために一時的な友情ごっこに興じた結果が、あのイレギュラーな世界だ。 新しい世界に渡るたびにリセットされる関係など、あの時のように必要でもない限り求めはしない。 ましてや、今はそんな関係を作ったところでいずれ切り捨てることになるだけだった。 (まだ、迷っているとでも言うのかしらね。私は―――) それでもただ、一つ何となく思ったこと。 第一印象で似てると感じなくもなかった目の前の少女は、自分とはこんなに違うのだなと。 放送も近い。 目の前の少女の大切な存在の名が呼ばれることになるだろう、その放送。 もし、まどかの名がその中にあったら、私はどうするのだろうか? いや、それ以前に私は、ここにいるまどかをどうするのか――― (―――今考えるのは止めましょう。いずれまた接触してくるであろうインキュベーターに備えて次の放送を待たないと) ちらりと、サイドバッシャーの後部で丸まっている黒猫に視線をやる。 あの状況でどこにいたのか分からないが、全てが終わって気が付いたらそこにいた生き物。 (ねえ、そうなんでしょう?インキュベーター) 「ニャー」 黒猫は口を開いて一言、そう鳴いた。 【C-5/森林/一日目 昼】 【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:ソウルジェムの濁り(少) 、疲労(小) [服装]:見滝原中学の制服 [装備]:盾(砂時計の砂残量:中)、グロック19(15発)@現実、(盾内に収納)、ニューナンブM60@DEATH NOTE(盾内に収納)、サイドバッシャー(サイドカー半壊、魔力で補強)@仮面ライダー555 [道具]:共通支給品一式、双眼鏡、黒猫@???、あなぬけのヒモ×2@ポケットモンスター(ゲーム)、ドライアイス(残り50%) [思考・状況] 基本:アカギに関する情報収集とその力を奪う手段の模索、見つからなければ優勝狙いに。 1:全てを欺き、情報を集める(特にアカギに関する情報を優先) 2:協力者が得られるなら一人でも多く得たい。ただし、自身が「信用できない」と判断した者は除く 3:ポッチャマを警戒(?)。ミュウツーは保留。ただし利用できるなら利用する 4:サカキ、バーサーカー(仮)は警戒。 5:あるならグリーフシードを探しておきたい 6:放送後インキュベーターの接触を待つ。 最終目的:“奇跡”を手に入れた上で『自身の世界(これまで辿った全ての時間軸)』に帰還(手段は問わない)し、まどかを救う。 [備考] ※参戦時期は第9話・杏子死亡後、ラストに自宅でキュゥべえと会話する前 ※『時間停止』で止められる時間は最長でも5秒程度までに制限されています ※ソウルジェムはギアスユーザーのギアスにも反応します ※サイドバッシャーの破損部は魔力によって補強されましたが、物理的には壊れています 「ポチャ~」 黒猫が横たわるその近くで、ポッチャマは特に何をするでもなく、座り込んでいた。 何をするわけでもとはいったものの、ポッチャマなりにこれからどうするかということを考えているところだったのだが。 できることなら、さっき去っていったタケシやピカチュウを追いたいが、それを伝える術は自分にはない。 ニャースがいれば、と今更ながら思いつつもどうしたものか、とその短い手を組んで首を傾げていた。 その時。 「ポチャ?」 一瞬、視界に入ったその黒猫。 ネコらしくゴロゴロ転がっているその尻尾にあたる部分に。 ふんわりもこもこした白い尾が揺れているように見えた。 「ポチャ…?」 首を振って再度目を凝らすも、そこで揺れているのは黒くて細長い尾のみ。 「………?ポッチャマ…?」 何となく気にはなったが、疲れからきた見間違いかと考え、それ以上深く考えることなくまた自分の思考に浸ることにした。 ポッチャマは気付かなかった。 そこでゴロゴロとしているときも、毛繕いをしている間も。 その視線の先には常に暁美ほむらがいたということに。 「ニャー」 100 Juggernaut-ジ・アルゴノウタイ 投下順に読む 102 始まりはZERO、終わりなら―――? 098 空とポケモンと悪夢と囚われし姫君 時系列順に読む 098 空とポケモンと悪夢と囚われし姫君 間桐桜 115 さくらん ナナリー・ランペルージ GAME OVER 暁美ほむら 110 君の銀の庭 アリス
https://w.atwiki.jp/darkness00/pages/471.html
かいざーれんじゃいとは夜のスーパーヒーロータイム枠で放送中の普通戦隊である。 世界平和を願う全裸騎士団を滅ぼさんとする正義のスーパー戦隊だ! 変身セリフは「最近の戦隊で黄色でカレー食う人っている?むしろ女性メンバーの傾向が強い気がするが 」 カイザーイエローを他四人で投げつけることによる必殺技「黄色がぶっとんだアタック」で全ての悪を成敗する。 またスーパー戦隊としては初の、紫色を初期メンバーに加えている作品となっている。それに加えて、グリーンをリーダーと定めているのも今回が初の試みである。 第二期以降は、悪の痴女はてなむによる魅惑の呪いを受けたカイザーグリーンが全裸騎士団へと寝返る。 しかしカイザーイエローによる作戦(イエローがグリーンの愛人を人質にとり、イエローがグリーンの行動を「ちょーおもれー」と煽る)により、グリーンは激しく動揺。 「見せてあげよう!ラピュタの雷を!」 死闘(笑)の末、かいざーれんじゃいは勝利。 グリーンは愛人の腕の中でそっと店へと旅立った。ちょーおもれー。 OP:群雄割拠 ED:ノシ カイザーグリーン(第二期以降は離反) カイザーイエロー カイザーホワイト カイザーピンク カイザーバイオレット カイザーウィンダ(追加戦士・限りなく白に近い銀)
https://w.atwiki.jp/fukumotoroyale/pages/179.html
四槓子 ◆X7hJKGoxpY氏 ひろゆきが彼らを見つけたのは、定時放送から一時間ほど経ってからのことだった。 周囲に探知機の反応は二つだけである。 男女二人――おそらくは戦力にならないだろう女性を連れているあたり、殺し合いに乗っている公算は低いだろう。 尤も、生き残るために共闘している可能性もあるが、そんなことを言っていたらいつまでも進まない。 ここをギャンブルで生き残るのであれば、ある程度のリスクは必然。 進むべきところと引くべきところを見極めねばならぬ。 それは奇しくも、彼の生業である、麻雀と通ずるものであった。 ひろゆきは日本刀を構え、後ろから声をかける。 「……すみません、ちょっといいですか?」 女性がヒッと声を上げた。 無理もないだろう、声に振り向いたら夕闇の中で刀を構える男。 驚かない方がどうかしている。 ひろゆきは苦笑しながら続けた。 「いや、あなた達に敵意が無ければこちらも手は出しません。ちょっと聞きたいことがあって……」 しかし、彼等は警戒を解かない。 だが、ここで逃げられるわけにはいかないのだ。 やむなくひろゆきは刀を鞘におさめた。 「……で、なんだ。聞きたいことってのは………」 相手の男はようやく口を開いた。 相変わらずその目に油断は無いが、どうやら話は聞いてくれるらしい。 「ええ……まず一つ、あなたは伊藤カイジという人物を知ってますか?」 まず一つ目、平山幸雄に関する件。 伊藤カイジにそのことを伝えなければならない。 「………まあ、知っている。何故カイジのことを聞きたいんだ?」 男は訝しげにひろゆきを見つめる。 「平山という人物がカイジという方の助力を求めている……その平山の力になるためです」 「なるほどな……」 男はしばらくこちらを窺いながら考えをまとめている様子である。 そして、ニヤリと笑った。 「平山には会ったよ……今すぐ、というわけにはいかないが力を貸す約束はした」 「…………」 「そう……あんたの察しの通りさ………俺がその伊藤カイジだ」 ――なるほど、一筋縄ではいかないらしい。 ひろゆきからも笑みがこぼれる。 ひとまず自分の正体を隠して様子を見ていたようである。 どうやらこの男も矢張り猛者――ギャンブルの相手としては申し分ないだろう。 「……へえ、あんたがカイジか……是非一度会いたかった」 ひろゆきは口調を崩す。 「そうか………で……話はそれだけなのか?」 「いや、用件はあと二つ………次に聞きたいのはアカギという人物の情報だ」 「アカギか………」 カイジは心なしか動揺を見せる。 「知っているんだな?」 「まあ……知らないといえば嘘じゃないが……少し前に言葉を交わしただけ……ただの顔見知りだ」 「アカギはなんて?」 「少なくともこのギャンブルに乗る気はないらしい……一人で行動するらしいがな……… ただ、それ以上は何も………」 「……そうか」 どうやら本命、アカギの情報に関してはハズレだったようだ。 或いは、カイジは何か隠しているのだろうか。 いずれにせよ、一人で行動しているのであれば、役立つ情報を得るのは困難かもしれない。 探している側からするとひどく迷惑な話である。 ――だが、それでこそ赤木しげるだ、とひろゆきは思った。 おそらく、馴れ合いを好まぬ男なのだ。 それに主催者を潰すために一人で動いているのだろう。 ならば情報など、残すはずがない。 こちらに関しては、結局当人を直接見つけるしかないようだ。 「で、最後のは何だ?」 カイジが尋ねてきた。 「……これは聞きたいことじゃなくて交渉なんだが………僕とギャンブルをしないか?」 「ギャンブル?」 「そう、互いの持ち金全額を賭けて…」 「嫌よ!」 突如黙っていた女性が声を上げた。 「私達がなんでそんなことをする必要があるの?そんな必要ないじゃない!」 「いや、田中さん、落ち着いて…」 「カイジ君?あなたまでこの勝負受ける気なの?」 「いや……取り敢えず話を聞いてから………」 「話を聞くも何もそんな意味無いじゃない!大体足の手当ても必要なのよ?分かってる?」 何やら口論になっているらしい。 いや、女が一方的にまくし立てているようだ。 猛者には違いないが、意外と尻に敷かれるタイプかもしれない。 「田中さん、待てって……俺にも考えがあるんだから………」 「考えって何よ?」 「ええと……ちょっと待っててくれないか」 カイジは一旦女性を黙らしてひろゆきに顔を向ける。 「ちょっと彼女と話してくるから待っててほしい………ええと……」 「……ひろゆきだ」 「ひろゆきさん、悪いね」 そういうとカイジはひろゆきから離れていった。 カイジ達の話が終わったのはそれから三分ほど経った頃である。 「ひろゆきさん、待たせたな」 「いや、構わないよ……話はまとまったかい?」 カイジが何を切りだしてくるか、ひろゆきは身構えた。 「ああ……俺達は二人分の金を賭けようと思う……金は全部おれのバッグに移した、8800万円ある」 「8800万……まあ、金の出所は聞かない……それで、僕には何を求める? 当然僕にはそんな大金無いし……何か考えがあるんだろ?」 「俺達は金はいらない……だから、あんた自身を賭けてもらいたい」 「僕自身を?」 この男が一体何を考えているのか、ひろゆきは掴めない。 「俺達は……正直一億で脱出なんざ出来る筈が無いと思ってる。 奴ら、適当な言い訳つけて約束を反故にすることなんざ……奴ら日常茶飯事だ………!」 「……なるほどね」 「あんたが俺達の意見に賛同してくれるなら、ギャンブルなんて必要ないが……どうだ?」 ひろゆきにはその発想は無かった。 金を払えば順当に帰れる、としか思っていなかった。 果たして脱出の権利が嘘か本当か、それはひろゆきには分からない。 ならば―― 「聞いて確かめればいいじゃないか」 「……どういう意味だ?」 「脱出に関する詳細……ここでは情報を売ってるんだ、金を積めば教えてくれるはずだろ?」 「まあ、それは確かに……だけど……その言葉を信じていいかどうか……」 「……言い訳をするってことは、全くのでたらめは言わない連中だろ? それなら……不明瞭な言い方だったり不当な値段だったら脱出は嘘、さらっと言えば本当だ。 簡単に確かめられるんじゃないか?」 「…………」 「……カイジ君、いいアイディアじゃない、行きましょうよ」 田中という女性に諭され、カイジもそうだな、と呟いた。 * * 「――その程度の情報なら百万でいいだろう」 ギャンブルルーム入口――黒服ははっきりとそう言った。 正直なところ、この値段はカイジにとって意外な結果である。 或いは、本当に脱出させるつもりがあるのだろうか。 「さあ、払うなら払え」 黒服に急かされ、カイジはバッグからチップを一枚取り出す。 代金は、所持金の多いカイジが払うことにした。 無論、ひろゆきにも異論はないだろう。 「確かに……脱出の権利の詳細だったな。 一億円分のチップでまず申請を行う……首輪はその後、即座に解除される」 「……その即座にってのは?」 「せいぜい一分だな……その後は参加者の立ち入れないホテルのVIPルームで待機、 終了した時点でヘリで帰還することができる」 「待機中に危害なんかは……?」 「当然加えない……心配しなくとも我々は嘘はつかない」 「…………」 カイジ達は離れたところで話し合う。 「……どうやら事実、脱出はさせてもらえるようだな」 「……そうみたいね………カイジ君、どうしたの?」 「………いや」 確かに黒服の言葉に偽りはないだろう、そんな感覚はある。 しかし、カイジの心は妙にざわついた。 どこかに引っかかりがある。 「……さて、カイジ、僕はそのギャンブルをやっぱりやるつもりだ……今更ノーとは言わないよな」 「……ああ」 その引っかかりが拭えない以上、やはりひろゆきという戦力は捨てがたい。 一か八か、ギャンブルを受けてひろゆきをこちらの手駒に加えるべきだろう。 「受けよう、そのギャンブル……!」 カイジ達はギャンブルルームへと移動、一時間分の計六百万円を支払った。 沙織も、一人で外にいるのは危ないという理由でギャンブルルームに入らせている。 「ルールはさっき打ち合わせたとおり行う、いいな」 「ああ……」 ここでカイジ達が行うギャンブルは麻雀のルールにのっとった、極めてシンプルなものである。 五局行ってひろゆきが役満を上がれば勝ち、上がれなければカイジの勝ち、というものだ。 それ以外は基本的には通常の麻雀と変わらない。 特殊な取り決めは、二人で行うこと、チーはなし、場風は常に東でカイジは東家、 ひろゆきは南家、四風連打は無し、チョンボはひろゆきがしたら流局、カイジがしたら負け、自動卓で行うこと。 それに加えて、ひろゆきの案でフリテンも無しとなった。 『この不利な状況で裏目を引くのはかなり痛い……だからこれは、言うなればハンデ…… とはいってもカイジにも有利な条件だ……回し打ちしながらでも上がりやすくなるだろ?』 ひろゆきが何を本当の目的としているかという不安はあったが、カイジ、これを了承。 「カイジ君……大丈夫なの?」 「ああ……役満なんて簡単に上がれるものじゃないさ………… ひろゆきさん、ベットは俺が負けたら俺の手持ち全額を支払う、 勝ったらひろゆきさんは俺に従う……それでいいな」 「……ああ、それで間違いない」 「なら早速……始めよう」 一戦目、ドラは三索である。 カイジの配牌は、二萬、四萬、四萬、五萬、七萬、四索、六索、七索、八索、三筒、五筒、五筒、白、中。 (悪くねえっ……!配牌はいい……三シャンテン……!) ピンフで手早く上がれそうな軽い手である。 カイジ、第一打、打白。 「ポンッ!」 ひろゆきの声が上がる。 そのままひろゆき、打一索。 (一巡目で即鳴き……四暗刻も見ないってことは……まずある程度形が出来てる……! 字一色か大三元………俺も急がねえと……) 次順、カイジツモ五索。 (いきなり三面張の形……いいツモ……いい流れだ……!) カイジ、そのまま中に手をかける。 (グッ……!) だが、中が手から離れない。 ひろゆきはたかが、白を鳴いているだけ。 配牌から白も中も対子で持っている確率は確かに低い。 しかし、切れるものでは無いだろう。 役満を上がられたら負けという、カイジにとってこの言わば追われるものとしてのルールがそうさせるのか。 結局カイジ、打七萬。 (クッ……ここは回すしかない………) 結局十七順目、カイジは中単騎をツモ上がり、事なきを得る。 だが、カイジには安堵の感情より、あと四局あるというその事実の重さが先にのしかかった。 (思った以上に手が縮こまる………楽に行けるとは思わなかったが………) 手を回せば当然遅れる。 ベタ降りしなければならなくなることもあるだろう。 だが、降りたとしてツモの回数は通常の麻雀の二倍なのだ。 やがては上がられてしまう公算が高い。 (よほど無いと思ったが役満もありうる………早上がりが出来なければ………負けるっ…………!) 次局、ドラ六索。 カイジ配牌。 一萬、三萬、五萬、六萬、六萬、八萬、八索、二筒、三筒、五筒、七筒、南、北、北。 再び伸びやすい、上がりの近い手牌である。 だが、二順目、カイジの打八索をひろゆきがポン。 (八索ポン……ってことは緑一色………) そして八順目、カイジ、發ツモ。 カイジ手牌。 一萬、二萬、三萬、五萬、六萬、六萬、六萬、八萬、二筒、三筒、七筒、八筒、北、北、發。 (ぐっ……) できれば發を切りたいところである。 だが、緑一色狙いが明らかなひろゆきを前に、やはり發を切ることは出来ない。 カイジ、打北で回す。 更に次順、今度は二索を引き更に打北。 こうして徐々にカイジは手を崩していく。 (クソッ……俺は何をやっているんだっ……!このままじゃジリ貧……ツモられる……!) そして十六順目、ツモ四萬。 カイジ手牌。 一萬、二萬、三萬、四萬、五萬、六萬、六萬、六萬、七萬、八萬、二索、四索、六索、發。 (……どうする………回していくべきか否か……) 確かに回しても上がれない手牌ではない。 だが、ひろゆきは緑一色に向かっている。 肝心の索子がどれほど自分の手にまわってくるか。 (………ここで引いてもいずれ上がられるだけだ………考えろっ………!) カイジはそのまま先程の局を思い返す。 (そうだ……さっきも即鳴きだった……二局連続で役満手が入るなんて幸運は稀だ……… つまり……いわば一種のブラフ………?) カイジの考え、それはひろゆきがテンパイが近いと錯覚させているという可能性。 (そうだっ……何故もっと早く気付かなかった……! さっきの局もだ………多分、ひろゆきさんは早く鳴いてこちらを降ろさせる作戦…… それならまだ上がりまで遠い可能性もある………ならいっそ………) カイジは目をカッと見開き發を叩きつけた。 「…………」 ひろゆき、動かず。 カイジの読みは当たっていた。 まだひろゆきは、テンパイはおろか發二枚も抱えていなかったのである。 更に三順後、カイジ七索引き。 (嵌三索待ちはひろゆきさんに固まっている可能性大……それならもう一度っ……!) カイジ、打二索。 「……ポン」 「クッ…………」 今度はひろゆきに鳴かれる。 また一歩ひろゆきの手は緑一色に進んだことになる。 さらにひろゆき、打三索。 (まずい……三索があふれるってことはテンパイしたか……?) 現在のカイジの手はイーシャンテンである。 その内容は、 一萬、二萬、三萬、四萬、五萬、六萬、六萬、六萬、七萬、八萬、四索、六索、七索。 三萬、六萬、九萬、五索、八索引きでテンパイ。 だが、五索引きを除けば四索切りで両面待ち、三面待ちに受けるか四索単騎に受けるしかない。 テンパイ気配のひろゆきに四索切りは厳しく、かといって単騎待ちでは、 ひろゆきが大量に抱えていることが予想され待ちが薄すく、出上がりも期待できない。 そして、更に悪いことに安牌である七索を切って良形テンパイとなる五索はすでに三枚場に見えいてる。 (だが……まだ一枚残っているんだ………なら五索を引いちまえば……問題ねえっ……) カイジは恐る恐るツモった牌を見た。 が、引いてきたのは八索。 (何でここで引いてくるんだっ……クソッ…………) カイジは不運を嘆きながら頭を抱える。 (やっぱり四索は切れない……フリテンでも上がれるんだ……… 取り敢えずテンパイに取って手変わりを待つしか……) カイジは六萬に手を伸ばした。 しかし、掴む、その寸でのところで手が止まる。 (待てよ……ひろゆきさんの作戦………ブラフで俺を降ろしてツモりに行く戦術…… もしかしたら……それと同じ………これもブラフか……? 俺の手を少しでも遅らせるつもりで………先切りを…… ………なるほど、そのためのフリテン無しルールだったのか……) 即ち、テンパイになっていない可能性も十分にあるということである。 それならば四索切りも十分に可能。 ただ、無論振り込みの危険も大きい。 テンパイが本物か偽か、それはカイジには分からないのだ。 だが、もしブラフならここでの四萬単騎がマイナスに響いてひろゆきに上がられる可能性もある。 (堂々巡りだ……どちらが正しいか……ここからはもう運否天賦。まっすぐ行くしかないっ………!) カイジ、打四索。 「…………」 「フフ………流石、というべきかな………通しだ」 ひろゆきは動かない。 即ち、カイジは超危険牌、四索を通すことに成功した。 この局、この四順後にひろゆきが三萬を切り、カイジ制す。 「カイジ、思っていた以上だ……確かに強い………」 「いや……勝てたのは俺の運が良かっただけ……俺が回し打ってる間に……… 俺が気付く前にひろゆきさんの手が進んでたら負けていたんだ………」 「だけどギリギリにでも気づけたのは大したものさ……… これからは苦戦、必須だな…………」 このひろゆきの言葉の通り、早鳴きによる降ろし戦術を見破ったカイジは、 続く三戦目、四戦目とあっさりと連勝。 そして戦いは五戦目、最終戦へと突入した。 ドラ表示牌は九萬――ドラは一萬である。 カイジ配牌。 四萬、八萬、九萬、三索、五索、八索、八索、一筒、四筒、九筒、東、西、白、白。 (これがラスト……逃げ切れば勝ちだが………少し遠いか………) だが、ベタ降りする訳にはいかない。 カイジは、自分の顔をはたき、西を切った。 お互い声も無く黙々とツモっては切るを繰り返し、五順目―― 「カンッ!」 ひろゆき、北を暗カン。 新ドラは九萬。 (カンか………おそらく嶺上牌を無駄にしたくないってのもあるんだろうが…… やはり俺に手を竦ませることが目的……だがその手にはもう乗らねえっ……!) カイジ南ツモ、ツモ切り。 案の定ひろゆきはそのまま何も反応せず牌をツモった。 (クク……そうだろそうだろ………役満なんざ順当にやれば出やしねえんだ……簡単には………!) そしてことが起こったのはそれから四順後、カイジのツモはドラの一萬。 カイジ手牌。 一萬、四萬、七萬、八萬、九萬、三索、五索、七索、八索、八索、九索、四筒、白、白。 カイジはそのまま一萬ツモ切り―― 「カンッ!」 ひろゆきはその一萬をカン。 (………なんだって?) カイジの体がゾクリと震える。 考えられない打ち筋。 四暗刻も字一色も消えるのだ。 本来あっていいことじゃない。 異端の一萬、大明槓。 (……一体何を考えている?まさか四槓子を狙っているわけでも無いだろうが……… しかし………東は既に三枚切れで小四喜の目は無い……… となると………数え役満か?) ひろゆきは新ドラをめくる。 ドラは八索。 (……八索は既に四枚見えている………新たにドラが乗る心配は無いが……… 一体、待ちは何だ?) カイジ、ツモ二筒。 と同時にカイジは高速で頭を回転させる。 まず、危険牌の決定、出上がりで数え役満になる可能性のある牌を絞る。 まず出上がり三暗刻はつかない。 それならば単騎待ちしかなく、カンをしなければ四暗刻単騎待ちが確定している。 ひろゆきならば、こちらのあふれる牌を予測することなど容易だろう。 わざわざ四暗刻を消す必要が無い。 考えられるのは、待ちの薄いツモり四暗刻からのカン―― ならばどういった役で狙うのか。 考えられるのはトイトイ、ホンイツ、ホンロウの六翻に加えて、一萬をカンしたことによるドラ四で十翻。 残るは三翻である。 (北をカンした時のドラは九萬だったな……だが、一枚はドラ表示牌、一枚は俺が持っている……… つまり持っていても二枚………翻牌は白以外は全て場に二枚見えているからここから役がつくことは無い…… ということは、俺が振り込むとしたら一翻上げるドラの九萬か白だけ………! 多分、九萬と字牌、それも白のシャンポン待ち…………!) 即ち九萬と白を切らなければ振り込みは無い、とカイジは結論付けた。 そして、ツモの可能性も無い。 場に二枚以上見えている字牌がほとんど、 ひろゆきはの面子には必然的に唯一場に一枚しか見えていない西の刻子が含まれているのが分かる。 従って西の待ちはあり得ない。 そうすると、カイジが白を抱えればひろゆきの字牌での上がり目はもはや無くなる。 同様に九萬もカイジが抱えているため無い。 その上、ひろゆきに残った唯一の刻子の西も一枚切れでカン出来ない。 もう、ひろゆきの勝ちの目は無くなった、とカイジは結論付けた。 (ククク……新ドラが乗ることで手変わりに期待をかけたんだろうが……… 墓穴だったな……それっ…………!) カイジ手牌。 四萬、七萬、八萬、九萬、三索、五索、七索、八索、八索、九索、二筒、四筒、白、白。 怖いものはひとまず無くなったが、僅かでも可能性を残すべきでは無い。 危険牌を手の内で使えるならまっすぐ上がりに行くべきであろう。 カイジはスッと四萬を摘まむ。 しかし、その瞬間に違和感。 (なんだ………この違和感?………分からねえが……なんか嫌な感じ……) カイジにはその違和感が何者か掴めない。 結局、打四萬。 「フフ……」 「あ………?」 「随分長考していたようだけど……その答えは間違いだったみたいだな………カイジ」 ここでカイジ、違和感の正体に気が付く、が、もう遅い。 「カンッ………!」 「ぐっ……!」 そう、カイジの感じたものの正体、それは四萬が生牌であるということ。 カンを警戒してなかった故に犯した過ちである。 「新ドラは……北だっ!」 (そんな……そんな………) ひろゆきは北をカンしている。 これで三槓子ドラ八が確定である。 (………これに、ドラ二かトイトイかホンイツ、それから嶺上開花がつけば数え役満……) ひろゆき、リンシャン牌をツモ。 (ツモるなっ……!) ――ひろゆきは上がれずツモ切り、打八筒。 (……助かった) だが、終わったわけでは無い。 後三翻つけば上がれることには変わりないのだ。 (後トイトイホンイツかトイトイ、ホンイツにドラを絡めて上がりか、単純にドラ三絡めるか……どうする) これで、危険牌が大幅に増えたことは言うまでも無い。 カンドラが乗らないこともひろゆきが想定していたならホンイツは絡めている可能性が高い。 しかし、それがまず迷彩の可能性もある。 結局、三枚以上在りかが分からない牌、萬子、字牌、ドラあたりは到底切れない。 更には当然、ツモあがりの危険もある。 まさに八方塞であった。 カイジツモ白。 (安牌無し……何を切る……?) やはり、単騎待ちの可能性は低いとして三枚目の白を切るべきか。 しかし、上がりへの特急券を手放すのは、正直かなり痛い。 (上がり目が無いわけじゃないが……) どうすればいいのか。 カイジの手が再び止まった。 (クソッ……負けるのか……?) 半ば諦め、半ばボーっとした感覚に陥る。 カイジはそのまま場をゆっくりと眺めた。 ――その瞬間、カイジの中で何かがはじけた。 (待て待て待て待てっ……!まだあるっ……勝ちの目………ウイニングロード…………!) ある意味頭の回転が止まって客観的に場を見れたことが功を奏した。 それによりカイジは閃き、確かな勝利への道を見つける。 (何も俺が上がる必要なんてねえんだ……ここで俺がカンすれば二人で合計カンが四つ……! それで流局して終わりじゃないか……四開槓で………!) そう、カイジの策、それは四開槓。 二人以上でカンを四回することで流局するというルール、これを利用する。 (それなら白は切れないっ……もし白をツモるか、ひろゆきさんが切るかすればそれで流局なんだ……!) カイジ、打二筒。 この牌は無事に通った。 その後、ひろゆき九索ツモ切り。 そして次順、カイジツモ、七萬。 カイジ手牌。 七萬、七萬、八萬、九萬、三索、五索、七索、八索、八索、九索、四筒、白、白、白。 (よしっ……七萬も重なった………!) そのままカイジはひろゆきの切った九索を合わせ打った。 それから更に四順後。 ひろゆき、打七萬。 「ポンッ!」 カイジはこれを鳴き、カンの可能性を広げる。 カイジ手牌。 二萬、三萬、三萬、八萬、九萬、五索、八索、八索、白、白、白、ポン(七萬、七萬、七萬)。 (これで七萬をツモってもカン出来る……あと少しだ) カイジ、打五索。 次順、カイジ九萬引き。 ひろゆきの打二萬に合わせ打つ。 二順後、ひろゆき四枚目の九萬をツモ切り。 (おいおいおい……これで九萬が全部見えたじゃねえか…… ってことはドラが絡むことはもう無いんじゃないか……) これでひろゆきの手牌にドラの八索も九萬も無いことが明らかになった。 ひろゆきのドラは八枚止まりである。 (ってことはトイトイにドラを絡ませることもホンイツにドラを絡ませることも出来ない…… それが出来ればここで上がっている…… もっともこの先、手が変って最終的にフリテンの九萬待ちになる可能性もあるが……… ひとまず今のひろゆきさんの手、トイトイホンイツに確定………!) これでカイジは、危険牌は大幅に消えた、と見た。 怖いのは単騎待ちの可能性も考慮すれば四枚見えていない萬子と字牌だけである。 (よしっ……これで振り込みの心配はない……後はツモられる前にカンしちまえばっ……) カイジツモ三筒。 そのまま三筒を手に取り、切りかけるが、止まる。 (いや、待て……考えてみればまだそれこそ四槓子もある……… つまり、九萬切りはトイトイホンイツに見せかけるブラフかも……) 考えられない話では無い。 よりにもよって三筒は生牌である。 四槓子、ここまで来たらあり得ない話では無い。 (危なかった……生牌も十分危険牌……… だが、生牌と四枚見えていない萬子、字牌以外は確実に安牌……今度こそ大丈夫だっ……!) カイジ、安牌の八索切り。 そしてその三順後、遂にカイジは要の牌をツモった。 (来たっ……これで………やっと勝負が終わる………カン出来るっ………!) カイジのツモは七萬。 そしてカイジは高らかに宣言した。 「カンッ……!」 カイジは喜びの余り立ち上がる。 やたら長く感じたこの勝負、それもこれで決するのだ。 (これで……これで勝ちだ………!) ――そう、確かにこの瞬間、カイジは勝ちに手が届きかけた。 「ロン……」 「………え?」 ひろゆきの言葉に呆然とするカイジ。 ひろゆきはパタリと手牌を倒す。 五萬、六萬、西、西、明カン(一萬、一萬、一萬、一萬)(四萬、四萬、四萬、四萬)暗カン(北、北、北、北)。 「な………」 「ホンイツ、三槓子、チャンカン、ドラ八………数え役満だ」 「馬鹿なっ……そんなこと………」 ひろゆきの待ちは四萬、七萬。 だが普通に上がっては一翻足りない手である。 ひろゆきは七萬をあえて鳴かせて、カイジが小明カンをするのを待った。 フリテン無しのルールからひろゆきが見出したある一つの役、チャンカン。 いわば、カイジの四つ目のカンを利用した、もう一つの四槓子―― 「紙一重だったな」 ひろゆきはゆっくりとカイジに語りかけた。 「或いは僕が負けていたかもしれない……そんな勝負だった」 「よせっ……!」 カイジはひろゆきに怒鳴る。 「そんなことを言って何になる……慰めじゃない………違うだろうが……… 今お前がしなければいけないのは金の催促だ……違うか?」 「……ああ、そうだな」 「ククク……だが………分からないぜ……勝負は最後まで……」 「何を言っているんだ?」 カイジの言葉にひろゆきは首を傾げた。 「じゃあ8300万円貰うよ……出してもらおうか………金を」 「8300万ね……俺が最初に言ったこと、覚えてるか?」 「……はあ?」 「俺が賭けるものは俺の金全額……俺はそう言ったんだ」 「だから何を言って………まさか!」 ひろゆきは慌てて何かを探しだす。 だが、探しものは見つからないだろう。 「どうやら田中さんがギャンブル中に俺のバッグを持ち逃げしたらしい……… という訳で俺の手持ちの金は一銭も無いんだ………ひろゆきさん」 実はカイジは、事前に策を練っていた。 もし負けても何も失わない、リスクを負わぬ戦略。 その戦略は至ってシンプル、ギャンブル中、頃合いを見て沙織にバッグを持ち出させること。 そして、負けたらこちらの金を全額払うと宣言――金がなければ全く払わずとも良い。 ノーリスクで仲間を増やそうとした、カイジの舞台裏の作戦であった。 「そんなことが認められると…!」 「認められるんだよ……この腐った舞台じゃ………」 カイジの言葉にひろゆきは口を閉ざす。 カイジはスッと立ち上がった。 「ひろゆきさん、出来ればあんたを仲間にしたかったが………残念だ」 「……試合に勝って勝負に負けたって奴か………カイジ、また会おう」 「………平山の件は任しておけ」 「頼んだ……」 カイジはそのまま背を向けてギャンブルルームを後にした。 (さて……田中さんと合流しないとな) カイジは即座に沙織を探し始める。 だが、周囲をいくら探しても沙織は見つからなかった。 (おかしいな………予定じゃこの辺で合流する予定だったが……) カイジの脳内にふと、嫌な予感が走る。 ある種の不安―― (まさか……まさか……) * * (ごめんね……カイジ君) 沙織はカイジから逃げるようにただひたすら走っていた。 理由は二つ。 一つにはカイジを見限ったのである。 危険人物と見られるアカギとの邂逅のときからカイジの能力に不安を感じていた。 そんな時に聞かされた新事実、脱出の権利は嘘では無いということ。 ――このカイジの推測のミスが決め手となり、カイジのもとから離れたのである。 そして、もう一つの理由もそこにあった。 (今の手持ちが8300万円……これなら私一人なら後1700万円で脱出できる……… もう一人殺したんだもの、これから先誰かを殺しても同じ話……あとには引けない、やるしかない) 沙織は、ただひたすらに脱出を目指す。 生還、ただそれだけを見て―― * * (クソッ……!決めてはあの係員の言葉か……) カイジも信じかけたくらいである、沙織なら信じてしまってもおかしくはない。 (だけど………奴ら、帝愛だぞっ………信じていいわけが無いっ……! どこかに……嘘があるはず………) カイジは沙織を探しながらひたすら考える。 (あっ……!そういうことか………クソッ………もっと早く気づいていれば……… 沙織さんも逃げなかっただろうし、ひろゆきさんも引き込めたかもしれないのに……) カイジの気付き、それは先程の黒服の言葉では無かった。 ホテルでの黒崎の言葉―― (そうだ……奴は、確かに棄権の申し出を『当ホテル』でしろって言ってた…… だが………今あそこは…………) そう、禁止エリアである。 (早く田中さんを見つけないと……このことを伝えるために) そうしてカイジもまた、沙織を追って痛めた足をもかばわずに走り出した。 ――不幸にも沙織とは反対方向に。 【D-3/アトラクションゾーン/夜】 【伊藤開司】 [状態]:足を負傷 (左足に二箇所) [道具]:果物ナイフ [所持金]:なし [思考]:田中沙織を探す 仲間を集め、このギャンブルを潰す 森田鉄雄を捜す 一条、利根川幸雄、兵藤和也、鷲巣巌に警戒 赤木しげる(19)から聞いた情報を元に、アカギの知り合いを捜し出し、仲間にする ※平山に利根川への伝言を頼みました。 ※2日後の夜、発電所で利根川と会う予定です。 ※アカギのメモから、主催者はD-4のホテルにいるらしいと察しています。 ※アカギを、別行動をとる条件で仲間にしました。 ※脱出の権利は嘘だと確信しました。 【井川ひろゆき】 [状態]:健康 [道具]:日本刀 首輪探知機 不明支給品0~2(確認済み) 村岡の誓約書 ニセアカギの名刺 支給品一式×2 [所持金]:1500万円 [思考]:赤木しげるとギャンブルで闘う ギャンブルで脱出資金を稼ぐ 極力人は殺さない 自分の進むべき道を見つける ※村岡の誓約書を持つ限り、村岡には殺されることはありません。 ※平山と21時にアトラクションゾーン事務所で落ち合う約束をしました。 【D-3/アトラクションゾーン沿いの林/夜】 【田中沙織】 [状態]:健康 [道具]:支給品一式×3(ペンのみ二つ) サブマシンガンウージー 防弾ヘルメット 参加者名簿 ボウガン ボウガンの矢(残り十本) [所持金]:8300万円 [思考]:カイジから逃げる 一億円を集めて脱出を目指す 森田鉄雄を捜す 一条、利根川幸雄、兵藤和也、鷲巣巌に警戒 074 心の居場所(前編)(後編) 投下順 076 決意 074 心の居場所(前編)(後編) 時系列順 081 獣の儀式 070 陰陽 伊藤開司 087 関係 043 道標 井川ひろゆき 078 抜刀出陣 070 陰陽 田中沙織 081 獣の儀式
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/25419.html
にんじゃ(忍者) 概要 TOPなりきりダンジョンに登場したコスチューム。 登場作品 + 目次 TOPなりきりダンジョン TOWなりきりダンジョン2 TOWレディアントマイソロジー2 TOWレディアントマイソロジー3 関連リンク関連項目TOWなりきりダンジョン2 TOPなりきりダンジョンX ネタ被リンクページ TOPなりきりダンジョン しのびのみちはけものみち。きびしいおきてが わがみをしばるしのびのみちはきびしいのだ。 忍者系コスチューム。 ▲ TOWなりきりダンジョン2 忍者系コスチュームの基本形。「ニンジャ」(忍者)。 無属性コスチュームを「くない」で変化させるとこのコスチュームになる。 + 忍者系のコマンド 「○+◇」は○と◇の同時押し。「○、◇」は○の後に◇を押す。 コマンド アクション ↑ ジャンプ A 目の前を刀で斬る通常攻撃 ↓+A 前方へ苦無を投げる通常攻撃 ↑+A 前方斜め上へ苦無を投げる通常攻撃 ↑、A ジャンプ中に目の前を刀で斬る通常攻撃 A、A 目の前を刀で斬った後に苦無を投げる通常攻撃 レベルアップ時のパラメータ上昇値は、最大HP:50、最大TP:6、攻撃力:10、防御力:4、知力:4、素早さ:10。 ボーナスアビリティは無し。 + 特殊な服変化 使用アイテム 変化後の服 条件 せきしょうせき かえんニンジャ 無し りょくしょうせき アラシ フリオ限定 カマイタチ キャロ限定 せいしょうせき きりがくれ フリオ限定 つなで キャロ限定 きしょうせき つちぐも 無し ししょうせき じらいや フリオ限定 くのいち キャロ限定 はくしょうせき ふうまし 無し こくしょうせき おんみつ てっこうせき ニンジャがしら にんとうちざくら すず キャロ限定 ちなみに上記公式イラストでは白い忍び装束を着ているが、これは「ふうまし」のものに近い(*1)。 ゲーム中では、フリオはダークグレー、キャロはピンクの装束を纏う。 ▲ TOWレディアントマイソロジー2 主人公の職業の1つ。 格闘家・剣士・狩人をそれぞれLv.30以上にすると忍者へ転職可能になる。 対応武器は片手剣。 ▲ TOWレディアントマイソロジー3 主人公の職業の1つ。 格闘家・盗賊・狩人をそれぞれLv.30以上にすると忍者へ転職可能になる。 武器として片手剣か短剣を装備可能。 ▲ 関連リンク 関連項目 TOWなりきりダンジョン2 かえんニンジャ アラシ/カマイタチ きりがくれ/つなで つちぐも じらいや/くのいち ふうまし おんみつ ニンジャがしら TOPなりきりダンジョンX 忍術系忍 隠密 忍頭 ネタ ▲ 被リンクページ + 被リンクページ システム:TOPなりきりダンジョン システム:TOWなりきりダンジョン2 システム:けんごう システム:けんし システム:にんじゃ システム:にんじゃがしら ▲
https://w.atwiki.jp/fukumotoshougaku/pages/37.html
【八話目】 もう何日をここで過ごしただろう。 いつも三人はここへ来ている。そうして他愛もない話をしては、笑いあう。 空き地はもう三人にとってこれ以上にないほど居心地がよくなっていた。 クラスメイトたちが放課後の約束を交わす教室を、 名残惜しく感じながら出ていた頃には想像もつかないほどカイジは 教室への未練などまったくない様子でいつも帰りは飛び出すようになっている。 そこには二人もいて、三人で話すこともあれば好き好きに遊ぶこともある。 だがその空気は変わらない。 「へへ……」 思わず笑いが漏れてゼロに訝しげな顔をされる。慌てて口元を抑えた。 こういうときのアカギの視線は冷たい。容赦なく突き刺す……。 おそるおそるそちらに視線を向ける……指の間から……。 だが意外にもアカギはこちらを見ていない。むしろまったく気づいていないかのようだ。 外の方を見て何かを考えているのか。まったくカイジのほうもゼロのほうも気にしていない。 カイジは変だと思った。それはおそらくゼロも同じだ。 だが確信はない。確信なき者がそれを口にしてはならない……。 結果何も言えないまま疑念だけを抱いてカイジはその日帰ったのだった。 翌日。アカギは言い出した……「帰ろう」と。 まだ集まったばかり。どう考えたって普段より早すぎる。 むしろ何一つ始まっていないというのに、なぜ……? 昨日からおかしかったアカギがそんなことを言えば余計に怪しく見える。 それは本人だってわかっているはずだ。それでも言い出さなければならない何かがあるのか? 考えてもその何かの正体のわからないカイジには追及も反論もできない。 そうしてまた一睨みされてしまえば、結局のところカイジにできることは家路につくただその一つなのだった。 だから、それは予感というものですらない、確信だった。 何かが起こる。アカギが変なことを言い出すといつもそうだ。 考えながら、カイジは一度分かれて家に戻ったものの、数時間後にはまた秘密基地に戻ってきてしまっていた。 変に勘が鋭い奴だから、これまでも夕立を言い当ててみたこともあれば茂みに捨てられたらしい子犬の鳴き声がしていたときも一番に見つけていた。 多分、多分だから今回もきっと何かあるのだろう。 そう思っていたとしても、目の前の光景は信じがたかった。 呆然とするカイジの肩に掌が乗せられる。 大きな手。今までここに存在するはずがなかった、大人の掌だ。 それでもカイジは反応もできないほど、驚いていた。 誰もいない。何もない。 騙された……? いや、そんなはずは…… どっちだ……!? 【九話目】 呆然としているカイジに、黒沢先生はよく頑張ったな、と言った。 ここを見たことは忘れてやるから。一人でこれだけのことができるなんて偉いぞ。 そう言って黒沢先生は不器用に笑いながら帰ってしまった。 バレてしまったことも、だが見逃されたことも、カイジにはどうでもいい。 すぐに頭からそんなことは消えた。 ただこの場に、何もないこと、誰もいないことだけが衝撃だった。 一人で頑張ったわけじゃない。 三人で作り上げたはずの基地だった。 だが、もう何もない。信頼の証のはずの宝物だって、残らず消えてしまっている。 そんなわけないと思いながら、それでも流れる涙を止められないままカイジは家へと帰っていった。 翌日カイジはやはり気になって、もう一度だけ、と基地へ向かっていた。 これで本当に何もかもなければ、それは現実なのだ。 昨日のことが夢だったとは思わないが、未だに信じられないのも事実だった。 だってあんなにも一緒にいて、楽しかったのに。 裏切るようなやつらではなかったのに。 今日は一際重く感じるランドセルを背負って、カイジは毎日通った道を歩く。 あの光景を思い出すたびに涙が滲みそうになる。 ため息を漏らしながら、カイジは原っぱの前にやってきた。 昨日のようなことがないように、注意深く周囲を伺う。 人は……いない。安心して草をかきわけていく。 十歩先の道。それから、最後の扉代わりに残しておいたいくらかの草。これをかき分ければ答えが、そこにある。 拳をぎゅうと握って自分を奮い立たせ、カイジは一歩を踏み出した。 「おそかったね」 「あ……?」 いつも通りの声。二人の存在と、三人で揃えていった秘密基地に置いていた漫画やお菓子や、宝物たち。 「あ、あ、……なんで…………」 「先生に見つかるかもしれない、って」 そう言いながらゼロがアカギのほうを見やる。 「分かれたあと、きいてみたらそう言うから、オレの家に全部うつしてたんだ!」 昨日まさにカイジが黒沢先生に見つかったところをゼロはマンションから見ていたらしい。 原っぱに草を踏みならしただけの状態で見つかるなら、まだダメージは少ない。 あまりにもできあがり過ぎた秘密基地を見られてしまえば、大人には警戒されてしまう。 だから一度まっさらの状態にしてしまったのだ。カイジが戻ってきて、そのときに先生とかちあったのは本当に偶然だったとゼロは言う。 カイジは、黒沢先生が見逃してくれたことを二人にも話した。 それから、小さく「ありがとう」と。 やっぱり二人を疑うなんて、馬鹿だった。カイジはにやける自分を止められなかった。 よかった…… よかった…………! 【十話目】 携帯を開いて確認すると、時間までまだ十分に余裕があった。 ああ、それだったら。 足が向かうのは一か所だった。 懐かしくて、思い出すのは少し恥ずかしいような気もするけれど大切なあの場所。 ほとんど家に帰る道と同じ、当然だ、あそこは実家のマンションの向かいだったのだから。 辿りついたそこには、もう零が住んでいたマンションと同じくらいの高さのマンションしかないけれど。 今にして思えば本当に短い期間だった。あの、秘密基地があったのは。 それでも子供にとっては長く永遠に思えるような日々だった。 その証拠に、今でも零の中であの秘密基地の中の出来事は強く輝きを保っている。 もう存在しなくても、ずっと。 それでもあの頃は失うことが恐ろしかった。やっと手に入れたと思っていたので、いつまでもそこに居たかった。 だから、マンションの掲示板にあの原っぱの草がすべて刈られてしまうという知らせを見たときは、零は酷く動揺した。 確かに、枯れた草ばかり風にがさりと揺れるあの場所について、冬を前に小火の心配をする大人たちがそういう決断をするのは当然だとも言えた。けれどそうなってしまえば、今度は中身を一時的に部屋に避難させておく方法は意味がない。 震える声で貼り紙のことを伝えた零に、開司と赤木はしばらく考える素振りをした。 そして赤木の掌が零の頭の上に乗せられて、ようやくあのとき零は自分が怯えていたことを知った。まるでそこがなくなってしまえば、もう自分には何もないかのように。 顔をあげたときの、二人の表情。掌の温かさが不思議なほど自分の心を落ち着かせてくれた。 冷静になると、以前は自分がその光景をどこかで見ていたのになと思う。 開司は「片付けよう」と言った。笑って、なんでもないことのように。 赤木も頷いて、そうなれば零も嫌だとは言えなかった。 掌の中の携帯が震えた。メールだ。ひゅうと吹いた強い風に思わずマフラーの中に顔を埋めながら、零は画面を確認した。見知った名前だ。 三年近く離れていて、あの頃から言えば九年経った今でも忘れるはずのない名前。 少し早いけれど、待ち合わせの場所に着いた、と書いてある。 なんだか笑いが漏れて仕方がない。懐かしくて。 すぐに行きます、と打ち返す指がかじかんで、上手く動かない。摩って息を吹きかける。 あの頃と同じ冬が来るけれど、もう寒さを一人で耐えたりはしない。 すべてを片付けたあの日、開司が「また明日も遊ぼうぜ」と約束を持ちかけたように、時間が空いても久しぶりに会う約束ができた今日のように、いつでも約束なんて簡単にできるのだから。 あの頃、放置したまま消えて申し訳ない限り 支援絵があったようなログを見て申し訳ないのとギリギリ(ちゃんとあの頃書きあげてれば!)するのとで忙しかったけれど とにかく終わりまで。いろいろ変わったところもあるけれどこれでおしまいです あの頃の方々に届くかわかりませんが感謝をこめて。 ※まずければ削除してください
https://w.atwiki.jp/mahjong_comic/pages/323.html
天 天和通りの快男児 作画 福本伸行 掲載誌 近代麻雀ゴールド1989年~2002年 話数 全164話 あらすじ なじみの雀荘のピンチを聞きつけた天はその店へとおもむく。しかしそこにいたのは、まだあどけなさの残る若者ひろゆきであった。(竹書房1巻書籍詳細ページより) 単行本 レーベル名 出版社 判型 巻数 奥付 Amazon 近代麻雀コミックス 竹書房 B6 全18巻 1巻・1989年9月18日初版、18巻・2002年5月27日初版 天―天和通りの快男児 全18巻 完結コミックセット (近代麻雀コミックス) バンブーコミックス 竹書房 B6 全12巻(「麻雀東西決戦 二人麻雀」「麻雀東西決戦 オーラス!!」「麻雀東西決戦 前夜」「麻雀東西決戦 赤木vs僧我」「麻雀東西決戦 西の反撃・東の毒」「麻雀東西決戦 頂上決着」「麻雀東西決戦 死の味」「麻雀東西決戦 赤木死す」「麻雀東西決戦 天才と龍」「麻雀東西決戦 見切り殺し」「伝説の序章 天登場!!」「神域の男 赤木しげる」) 2000年~2004年初版 バンブーコミックス 竹書房 B6 全9巻(「麻雀快男児」「麻雀東西決戦 開局」「麻雀東西決戦 西の策略」「麻雀東西決戦 眠れる獅子」「麻雀東西決戦 差し込み」「麻雀東西決戦 命運vs.強運」「麻雀東西決戦 決着」「麻雀東西決戦 アカギの最期」「麻雀東西決戦 最終章 欠片」) 2005年初版 備考 バンブーコミックス版はどちらも後半の「東西編」を中心としたダイジェスト収録。 スピンオフ作品に『アカギ』、前田治郎『HERO』がある。 2003年にプレイステーション2用にゲーム化。 関連書に『天 逆転発想の秘術』(2001年初版)がある。 00年代 80年代 90年代 ゲーム化 バンブーコミックス 福本伸行 近代麻雀コミックス 近代麻雀ゴールド
https://w.atwiki.jp/comic8/pages/2367.html
ふんじゃかじゃんをお気に入りに追加 情報1課 <ふんじゃかじゃん> #bf 外部リンク課 <ふんじゃかじゃん> ウィキペディア(Wikipedia) - ふんじゃかじゃん Amazon.co.jp ウィジェット 保存課 <ふんじゃかじゃん> 使い方 サイト名 URL 情報2課 <ふんじゃかじゃん> #blogsearch2 成分解析課 <ふんじゃかじゃん> ふんじゃかじゃんの51%はやらしさで出来ています。ふんじゃかじゃんの25%は優雅さで出来ています。ふんじゃかじゃんの18%は雪の結晶で出来ています。ふんじゃかじゃんの5%はハッタリで出来ています。ふんじゃかじゃんの1%は歌で出来ています。 報道課 <ふんじゃかじゃん> gnewプラグインエラー「ふんじゃかじゃん」は見つからないか、接続エラーです。 情報3課 <ふんじゃかじゃん> #technorati マンガとは マンガの33%は厳しさで出来ています。マンガの30%はカルシウムで出来ています。マンガの25%は元気玉で出来ています。マンガの9%は毒物で出来ています。マンガの1%は月の光で出来ています。マンガの1%は毒電波で出来ています。マンガの1%は魂の炎で出来ています。 28589.jpg?_ex=300x300 s=2 r=1 ヨスガノソラ 春日野 穹 -すくみず 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 ページ先頭へ ふんじゃかじゃん このサイトについて 当サイトは漫画のタイトル毎にインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ページをブックマークしておけば、ほぼ毎日その漫画のタイトルに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。